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第22章 秋樱

  うす红の秋桜が秋の日の
  淡红的秋樱在秋日
  何気ない阳溜りに揺れている
  平淡的阳光中摇曳
  比顷涙もろくなった母が
  此刻容易流泪的母亲
  庭先でひとつ咳をする
  在花园中轻咳一声
  縁侧でアルバムを开いては
  露台上的相册翻开着
  私の幼い日の思い出を
  我童年的回忆
  何度も同じ话くりかえす
  一遍遍用同样的话语在描述
  ひとり言みたいに小さな声で
  自言自语般轻轻道来
  こんな小春日和の穏やかな日は
  在这风和日丽的春日
  あなたの优しさがしみてくる
  深深感受着你的温柔
  明日嫁ぐ私に苦労はしても
  对明天将披嫁衣的我说:无论多么辛劳
  笑い话に时が変えるよ
  时间都会把痛苦变成笑语
  心配いらないと笑った
  所以不要担心
  あれこれと思い出をたどったら
  沉浸在无尽的回忆中
  いつの日もひとりではなかったと
  发现无论如何我都不是一个人
  今更ながらわがままな私に
  如今才察觉我的任性
  唇かんでいます
  却只能咬住我的嘴唇
  明日への荷造りに手を借りて
  让您帮忙收拾明日的行李
  しばらくは楽し気にいたけれど
  在霎那的快乐后
  突然涙こぼし元気でと
  突然又溢出泪水加我多保重
  何度も何度もくりかえす母
  对一遍一遍重复的母亲
  ありがとうの言叶をかみしめながら
  含蓄地表达着谢意
  生きてみます私なりに
  我会努力走出我的人生之路
  こんな小春日和の穏やかな日は
  在这风和日丽的春日
  もうすこしあなたの子供で
  想再作为你的女儿
  いさせてください
  在你身边坐一会儿

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